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備忘録

個人的なメモで使っています

激しい萌え

 

おとなりコンプレックス (1) (クロフネコミックス)

おとなりコンプレックス (1) (クロフネコミックス)

 

 うぉぉぉぉぉ萌えたぁぁぁぁぁ!最高!!

最近はpixivとかネットメディアがとても発達していて、こちらのニッチな欲望にも正確に対応してくれる漫画があるから良い時代だよなぁぁぁ。

どうしてもオリジナルBLを心底好きになれない身にとって、ちょっと趣向が違うNL漫画がたくさんあるのはとても嬉しい。

釣り目で生意気そうな女装男子と、性格が良すぎるボーイッシュ女の子の組み合わせなんて誰が考えたんだ!作者天才だろ!ご祝儀ぎゅうぎゅうにあげたいわ!!

あれか、女に「女らしさ」が求められる恋愛漫画がダメなんだな。。。「僕と彼女の×××」とか、「ニコイチ」とか、いちおうNL(僕彼は厳密にはBL…?)だけどジェンダーが少し変、っていう漫画は最高に萌えるなー!

作者さんのご体調、早く回復して連載再開しないかなー…その分私の体調ちょこっとくらい悪化していいので…風邪ひく程度なら何とか…!

あ~~~しかし真琴もあきらもくっそかわいいなーーーー!

恋愛漫画のジレンマ

ホタルノヒカリSPにハマって全巻買って一気読みしたのだけれど、途中から、あれこれなんか違う感がじわじわ来て……やはり妙齢女子向け恋愛漫画と打ち解けるのは難しいという結論に打ちひしがれている……。

Amazonのレビューに「そうそうそこだよ!」と痛く共感したのだが。そのお方は、「ホタルノヒカリは結婚した女とか独身女とかまぁーいろんな種類の女がそれぞれ幸せそうにしているのがよかったのに、段々みんな「女の幸せ」の方向に収斂してしまう~」的な点で評価を下げていらした。

そうなんだよ!それが男女恋愛漫画の難しい所なんだよぉぉぉ!!

そりゃね。恋愛漫画で男と女の恋愛が成就したらネタ無くなるわけで。ライバル登場させて間を持たせたあとは結婚か妊娠かくらいしか描くことないわけで。

光ちゃんが趣味に走りつつ、大和氏(彼氏)も空手とか自分の趣味を充実させてDINKSで楽しく生活してますー☆彡だとオチないわけで。

……男女恋愛漫画で、めでたく両想いになると急速に面白さがトーンダウンしていくように感じるのはそういうわけなのかなぁとしみじみ思いました。そりゃBLに行くよね。BLならどうにでもなるもんね。

男女の恋愛漫画が好きだけど恋愛漫画のテーマには興味ないという、しごくどうでもいいジレンマに陥り休日がつぶれるという。まぁ楽しいからいいんだけど。

…これを解決してくれるウルトラCはないのだろうか。。。もうSFしかねぇのか。。

まさかの穴

 

 好きなジャンルと全然ちがう漫画に思わずハマってしまった。食わず嫌いよくない。

正直、男女の恋愛の駆け引きにはあまり食指が動かないので(何で男の気持ち考えて悶々とせにゃならんのと思う…)、無印のホタルノヒカリは挫折してしまったのだけれど(主人公の蛍にもあまり好感が持てず…)、SPは主人公の光ちゃんが良い子で可愛い&恋愛漫画の王道?からズレた感じが心地よくて…いやーすごい面白い!

光ちゃん、所謂ジャ〇オタ(ヒャニオタ)で29歳にして恋愛経験皆無、オタ活動を心底楽しんでいる女性なのだが、ひょんなことから取引相手の男の人と仮の恋人として付き合うことになる。この光ちゃん、間違っても恋愛して脱オタ…なんて展開にはならず、恋愛よりオタ活優先、寝ても覚めてもやっぱりオタなのである。

ここ!さりげないけどものっすごく重要な所だと思う。

わたしがどーしても受け入れられないのが(おまえの趣味なんて心底どうでもいいよ…)、恋愛しだすと女が彼氏受けを考えて自分を曲げたり、彼氏の気持ちが別の女にあるんじゃ…?みたいな不毛な考えに時間を費やす所なのだが(じゃあ恋愛漫画読むなって話である)。

この光ちゃん、彼氏にときめきつつやっぱり趣味優先だし(=自分を曲げない)、恋愛絡みのいざこざで若干悶々としても無限ループにハマることもなく、自分のオタ活に置き換えて思考を整理するなんていう客観性もきちんと備えているので、見ててイラッとしない。しかも、仕事ができるし真面目だし、他のオタのことを考えて情報を流してあげちゃう優しさも持ち合わせている。

もう、こんな子いたら、光…抱いてッ!って気分になるわ。しかもそれが処女なんて、処女厨じゃなくてもときめくわい。そりゃ大和氏(仮の彼氏)も本気モードになるよ。

恋愛漫画において、主人公の人間性ってもう三度の飯より重要なんだと認識しました。よしながふみ先生が、ハチクロに対して、「登場人物が、恋愛で悩んでも仕事はきちんとするって所が日本人の共感を掴んだ」(うろ覚え)みたいな話を対談集でされていたけれど、それを凄く理解した。一面を切り取ればそれは、客観性って大事だよねってことではないだろーか。恋愛モードになるとどうしても客観性が欠落しがちだけれど、仕事とか相手とかに思いやりを持てるような人は、やっぱり全力で応援したくなるよね。

もう何でもいい、光が幸せになれば俺はそれで。

ブスに花束を。

 

ブスに花束を。 (1) (角川コミックス・エース)

ブスに花束を。 (1) (角川コミックス・エース)

 

 これも何度も読んで癒されてる漫画。

主人公の花ちゃん、いわゆる「ブス漫画」(って何だよ・・)にありがちな、眼鏡を取ったら美少女とか、ダイエットして美少女になったといった展開ではなく、ルックスが「ブス」ということは徹底している。そして花ちゃんもそのことを重々承知で、終始「わたしみたいなブスが…」と始終思っている。

しかし。この花ちゃんの素晴らしいところは、性格がものすごーく良いのである。見た目で不当な扱いを受けても、他人への恨みや嫉妬に行かず、「私がブスだから仕方ないな…」と受け入れている。

もちろん(何がもちろんだよ・・)少し卑屈なところもあって、「ブス」ならではの自虐ネタも散りばめられているのだけど、自分では自虐しつつ他人には否定してもらいたいといった(魂のステージが低いわたしが思わずやっちゃうような)自虐ではなく、心の底から相手に申し訳なく思っているが故の自虐なので、全然いやらしくない。

そして。ヒーローの上野くんも、花ちゃんに輪をかけて性格が良い。もう、非実在レベルで性格が良いのである。ぜんぜん汚れていない。日本社会にいたら自然と染まってしまう、美醜で人を判断する思考回路が1ミリもないのだ。そんな上野くんだからこそ、花ちゃんの性格の良さに惹かれていくのも、「さもありなん」と思えてしまう。

現実世界で自分にも他人にも辟易としたときは、性善説の上に築かれている漫画を読むと心が洗われるのでめちゃくちゃ元気になれるが、この漫画はその筆頭です。超おすすめ。

他にも性善説漫画は「俺物語」に始まり、「町田くんの世界」もそうだし、「高台家の人々」とか「かわいいひと」もだな、すごく元気が出る。みんなにとってそうだから人気が出ているんだろうなー。

あと。「しろいろの街の、その骨の体温の」と「ブス花~」を読んでいて思ったことは、「ブス」の女の子に男子が惹かれる様を描くためには、男子を天子のように性格良くしないとダメなのでは、という点。裏を返せば、女の美醜ばかり見て性格を見ないような男は性格に難があるともいえる。

なので。自分の容貌を棚に上げて女の容姿に云々言う男は、とりあえず上野くんや伊吹(しろいろ~のヒーロー)の爪の垢飲んでから出直せって話で、少なくとも彼らの言動に気をもむ必要は全くない、ということなのだ。

町田くんの世界

 

町田くんの世界」の3巻巻末短編「愛、ある生活」。

つい動物を拾ってしまう地味めな主人公まっつん(♀)が、今どきのちゃらい男子三島くんを「拾った」ことからはじまる、何てことはないふつうの少女漫画。

…と見せかけて、二人が心を通わせていく様子がシンプルに、且つ余すところなく描かれていて、何十回読んでもぜんぜん飽きずに萌えられる素晴らしい作品。

何がそんなにツボかというと、思うに優れたバランス感覚ではないかしら。

まず、少女漫画で重要な「お互いが替えのきかない存在」というテーマは十二分に満たされている。とくに、根は甘えんぼだけど気を遣ってそんな自分を隠しているナイーブな三島くんにとっては、まっつんは無くてはならない存在なんだろうと自然と思わせられる。

更に、なかなか稀有なポイントだと思うが、まっつんも三島くんも、人としてとても芯がしっかりしている。自分の足できちんと立てるタイプだから、相手を必要とする想いがとても「健全に」描かれていて、安心して何度も読み返せる。

まっつんが鈍感なタイプというのもあいまって、恋愛におちるどきどき感もある反面、長年連れ添った夫婦のような落ち着きもある。

こんな、ありそうでない、そして理想的な関係性が自然と書かれているから、違和感なく読めるし、何度もよみたいという気分になるのだ。

本編は最近すこしダレ気味だけど、暫くはこの短編だけ読んで萌えを繋ぐことができる傑作だと思うです。